8.どうしてもムリなときは距離を置く
みんな一人の人間ですから、理性ではわかっていても、心では受け入れられないことってありますよね。 大切なパートナーの子どもだから同じように大切にしたいけど、パートナーのことが大切だからこそ前妻との間に生まれた子どもを愛せない...、それもまた人の気持ちとして当然のこと。誰にも責めることはできません。
私たちは神様ではないのだから、自分の子と他人の子を同じように愛することはきっとできないでしょう。まれに神様のような心をもった継親のかたもおられますが、私はもっとも人間くさいほうの人間です。だからこそ悩み、もがき、試行錯誤しながら生きていますし、世の中の継親の多くもきっと私と同じように思い悩んでいることと思います。
いろいろと努力しても、自分だけの問題ではないですから、行き詰まることも状況が悪化することもあるでしょう。そんなときは冷静になって、一時的にでも距離を置いてみるのはいかがですか。
継子には申し訳ないことですが、親戚や祖父母にたのんで預かってもらい、一緒に暮らすことやかかわりかたについてもう一度よく考え、パートナーと二人でとことん話しあう時間をもちましょう。
しかし自分とパートナーには、継子にたいして責任があることは忘れずにいてあげてください。継子には育ててもらう権利があり、その実の親であるパートナーと結婚したなら、ともに暮らす大人として継子を見守る義務があります。
養子縁組をしないかぎり継親子には法的な親子関係はありませんが、一緒に暮らすことを選んだ以上、なにも責任がないということにはならないと思います。大人の都合であちこち振り回される継子の哀しみを、無視してはいけません。
そのうえで、どうしても一緒には暮らせないという結論にいきついたなら、せめて全力で新しい環境を整えてあげてください。
時間がたって継子がおとなになったとき、すこしでも関係がよくなることを願って。
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