ハッピーなステップファミリーかそうでないかは、ステップママの心持ちひとつ!
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VOL.4 第1回調停

6月某日。

すでに真夏を思わせるような日差しのなか、私たちは裁判所に着いた。

木陰をえらんで車を停めると、南口から建物に入る。裁判所の無機質な廊下を、シュウは案内図も見ずにすたすたと歩いていった。

「離婚するのに3年も通ったからね。もう全部おぼえちゃったよ(笑)」

そりゃおぼえるわな。(>ω<)

彼についてエントランスホールを抜け、弁護士用の控え室の前で待つこと数分。
我らの代理人、佐々木弁護士があらわれた。

「あれぇ?奥さんもうオメデタ??」
「ちがいます、これは産後太りですっ」(-_-;

なんて話で笑いながら、2階の申立人控え室に向かう。


調停では、私たちのような申立人と、ユキのような相手方(被申立人)はそれぞれ別の控え室で待ち、調停員のいる部屋へ時間差で呼ばれて話をする。
申立人と相手方が顔をあわせなくて済むよう配慮されているというわけだ。

控え室には長イスがいくつか置かれ、部屋の隅にはパーテーションに囲まれてベビーベッドも備え付けてあった。すでに別件の申立人たちが数人いて、担当の調停員や弁護士に呼ばれたり、戻ったりして出入りしていた。

若い男性、若い女性、中年の女性2人組、年配の夫婦、スーツを着た重役クラスなど申立人たちは幅広く、みな普通の人々で、ちょうど町のクリニックの待合室のよう。

ひとつちがったのは、ときおり会話のなかに「遺産」「分配」「脱税」といったことばが普通に出てくることだった。

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